2009年8月Archives

beo(ビー イーオー)大学院留学準備コースを修了してブラッドフォード大学で開発学(Development Studies)を学ばれた後、現在は経営学(MSc in Management)を学ばれている小澤一美さんの体験談です。
Dissertation期間(Summer semesterと言います)は、5月25日から8月19日までの12週間と3日間でした。私の学習時間は640時間(週平均50時間)でした。週平均は Semester 1,2とほぼ同レベルです。

Dissertationは、早くからテーマを絞り込んでいたので、対象とするデータを早 め早めに収集して行きました。Semester2の選択科目のレクチャーでは、このテーマの参考になる理論が多く、また、セミナー時に使用した論文をリ ファレンスとして使用することができました。スタート時の5月に、この期間の計画を立て、毎日の'ノルマ'を決めました。これを順調にこなし、最後の10 日間は、有償のネイティブプループリーディング結果も含めて校正する時間が取れました。そして、約120頁、厚さ1.5cmの論文を書き上げることが出来 ました。beo(ビー イーオー)での大学院留学準備コースのDissertation (5,000文字)、1年目の開発学での13,000文字、そして今回の22,000文字と、着実にスピードアップと質が向上していることを実感していま す。

Semester 1, 2,そしてこのDissertation期間を含めて感じたことは、School of Managementの先生方は、若くて話し易い人が多いことです。例えば、日本のマネージメントを研究テーマにしている先生もおられ、先生の部屋まで数 度伺い、私のメーカー勤務の経験を交えて、日本に関する興味深い様々な話をすることができました。また、パーソナルチューターの先生は、唯一の日本人の方 で、私の将来の学習/研究について何度も相談に乗って頂き、様々なアドバイスを戴き、本当に感謝しています。さらに、Dissertationのスーパー バイザーの先生は、私が描いている将来設計と似たところがあり、今後ともアドバイスを戴きたい方でした。このように、敷居が高くなく、身近に感じられる先 生方が多くて、ラッキーでした。

私の住むフラットの話題に移します。フラットメイトは、インド人(MBA)、ブルガリア人(PhD in HRM)、イタリア人(PhD in Engineering)、中国人(学部生)と国際色豊かです。共同スペース(リビングキッチン)では、日々の事、勉強内容やお互いの国の事等よく話をし ました。雰囲気はかなり良かったと思います。残念なことに、6月に4人とも帰国してしまい、一人になってしまいました。暫くしたら、新しい仲間(イラク 人、PhD 薬学)が入ってきて、彼ともよく話をしました。コミュニケーションが良いと、お互いに、心理的にも日々の良好な関係が保てます。例えば、掃除でも特に割り 当てしなくても、みんな自発的に綺麗にしています。

最も気に入っている'ヨークミンスター(大聖堂)'

最後に。この時期(5月末−8月)は、暖かくて良 い天気が続きます。平均して最高気温22度前後、最低気温13度前後という過ごし易い日々です。Tシャツ1枚で日中は過ごせます。夏至のころは、日出 4:35, 日入21:41と日中が長くて、戸外で十分楽しめます。気分転換の為に、時には週末に、北イングランドを代表する観光都市 York(ヨーク)の街を歩き回りました。ブラッドフォードから電車約1時間程度で行けます。歴史ある良い街で、昨年から5回ほど行っていますが飽きませ ん。参考までに、気に入った写真をご紹介します。写真1は、最も気に入っている'ヨークミンスター(大聖堂)'で、見事なゴシック建築です。日曜日の午前 中には、合唱宗教曲が聞けます。建物の中は白塗りで非常に綺麗です。写真2は、市内を流れる'ウーズ川'で、夏は観光船での遊覧が楽しめます。

市内を流れる'ウーズ川'
beo(ビー イーオー)大学院留学準備コースを修了してブラッドフォード大学で開発学(Development Studies)を学ばれた後、現在は経営学(MSc in Management)を学ばれている小澤一美さんの体験談です。
Semester2は、1月22日から5月22日までの18週間でした。Semester1と同様ハードで、この期間での私の学習時間は920時間(週平 均52時間)で、Semester 1よりも若干多いです。この期間は、イースターホリデーという2週間の休み(いわゆる春休み)が4月にありましたが、それが終れば、エッセイの提出や、試 験が控えているので、その準備に追われることが多くて、休みという感じでは有りませんでした。

このSemester2では、選択科目を幾 つか選ぶことができますが、その数はコースによって異なります。私は、一番多く選択できるマネージメントコース(選択4科目、必須2科目)なので、国際ビ ジネス関係を中心に、興味ある科目を選びました。実際、どれも刺激のある、実践的な科目ばかりでした。例えば、「戦略的マネージメント」では、マイケル・ ポーター等戦略理論と、戦略構築プロセスのレクチャーがあり、その後のセミナーでは、その応用として実在する企業の戦略を分析しました。「国際ビジネス戦 略」では、海外進出プロセス理論や多国籍企業戦略等のレクチャー、セミナーでは国際ビジネスを扱った論文を基に、毎回グループ単位で議論しました。実在す る企業も具体例として紹介されています。

全体として、興味深かったことが二つあります。一つは、日本のマネージメントスタイルが頻繁に取 り上げられています。ジョイントベンチャー戦略、サプライヤー戦略、雇用形態など製造業界に関するものがほとんどですが、日本の自動車やエレクトロニクス 産業の強い競争力の原動力に関する学術的な研究が多いことを示すものです。二つ目は、選択した4科目には、全て企業社会責任 (Corporate Social Responsibility)に関するレクチャーがあったことです。海外進出に伴い、現地の社会的影響も少なく有りません。環境汚染、就労条件 (Child labor等)など様々な視点から議論をしました。

写真1(Saltaire)

このように充実した、タフな平日でしたが、週末 は、気分転換の為に、なるべく趣味のスポーツに時間を割きました。地元ランニングクラブの仲間と大会に参加したり、一緒に運河沿いを長時間ランニングしま した。運河は、'Leeds - Liverpool Canal'という英国第2位の長さを誇っています(全長 204 Km)。この運河沿いの小道から見える景色は最高に良くて、北イングランドの自然の美しさを凝縮しているかのようです。運河の左右には起伏ある緑緑した小 山や丘が見え、そこには羊や馬が放牧されています。運河にはナローボートが浮かんでいます。白鳥や鴨もいます。ランニングしている人や、犬と一緒に散歩し ている人達によく出会います。"Good morning", "Hello"と笑顔で互いに声をかけると、本当に清々しい気持ちになります。この運河には、ブラッドフォード市内の見所があります。世界遺産の'ソル ティア (Saltaire)'と、5段ある水門、'ビングレイ(Bingley Five-Rise Locks)'です。写真1(Saltaire), 写真2(Bingley)は、7月のランニング中に撮りましたが、この運河は何度来ても飽きることがありません。

写真2(Bingley)

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