2009年12月Archives

beo(ビー イーオー)大学院留学準備コースを修了してブラッドフォード大学で開発学(Development Studies)を学ばれた後、現在は経営学(MSc in Management)を学ばれている小澤一美さんの体験談です。
こうして、2年間の大学院留学生活は終えようとしていますが、最後に、留学を目指している方へのアドバイスとして、また体験記のまとめとして幾つかを記し ます。

1) 9月から翌年9月まで1年間フルに勉強に専念できます。冬休み3週間、Easter休暇(春休み)2週間、Dissertation期間(12〜15週 間、講義無し)ですが、この期間に就職活動等で日本に一時帰国すると、勉強にある程度影響が出て来ます。じっくりと腰を据えて1年間勉強に専念するよう予 め渡英する前から念頭に置いていた方がよいかもしれません。

2) Masterコースは、話すよりも読み/書きが中心で、様々な角度からテーマを眺め、論理的に分析,討論する能力を養うことがメインでした。勿論、幅広い 知識を得ることができます。また、グループワークが大小数多くあり、それを通じてクラスメートと仲良くなりますが、その場で如何に自分の能力を発揮し、 ワークに貢献できるか、例えば、リーダーシップを発揮する、コアワークをする、調整役をつとめる等直に実践することが出来ます。英語能力の差に気がつくと 思いますが、国際舞台に立った時にどれくらい自分をアピールできるか、試してみる絶好の良い機会だと思います。

また、開発学では100 人、経営学では200人のクラスメートという、世界中から様々な経験を持った学生が集まります。私にとっては遠い存在の国、例えば、ナイジェリアやバー レーンの学生達とも仲良くなり、彼らの国の基本的な事情を知ったり、優秀な学生が多いなど興味を覚えたりします。また、日本人との気質の違い等、例えば、 男女ともに自己主張の強さに気がつきますが、将来国際舞台に立った場合、どうやって彼らと渡り合うか、よい経験になるでしょう。

3) 学生生活はシンプルで、一言で言えば、私の場合は3S:Study,Sleep,Sport(ちなみに、私のフラットメイト[MBA]は、Study, Sleep, Eat)でしたが、2年間も住んでいると、英国と日本の社会の違いに気がつきます。例えば、「多様性」です。英国はかつての歴史から多くの移民を受け入れ ているので、彼らが子供を英国人よりも多く生むので、人口が増加しています。反面、生活習慣や宗教の違いから摩擦を生むこともあります。日本のようにほと んど単一民族国家の中にあっては、このような多様性を経験することはかなり少ないでしょう。少子高齢化が進む中、日本はどうすべきか考える材料もあろうか と思います。

それから、一般的に「製造業」の弱いと言われる英国に住むと、如何に海外ブランド、海外製の製品が多いか気がつくでしょう。 金融、英語教育、ツアーが英国のメインな産業であるならば、今後経済がどうなって行くか。欧州大陸(EU)と島国英国との関係は、アジア大陸(東アジア共 同体)と日本との関係を考えるにあたってよい参考となるでしょう。

また「生活の重点」をどう置いているか、日本との違いはどうか、英国人 の社会人と付き合うと分かって来ます。経営学では、経営スタイル、雇用スタイル、文化的側面(Greet Hofstedeの5 dimensionsが著名)を比較する講義が幾つかありますが、日本の事例が取り上げられることも多く、ジャパニーズスタイルとアングロサクソンスタイ ル(英国/米国)との違いを見ていくと、生活スタイルや、仕事への比重の違い(例えばサービス業であれば質に多少関係する)が透けて見えてくると思いま す。

4) 英国は日本と比べると、人口が約半分、面積が約 2/3、比較的平野部が多いので、緑豊かな、ゆったりした感じを受けると思います。ロンドンでさえも、中心地に広大な公園、例えばハイドパーク/ケンジン トンガーデン(外周約8Km)やリージェントパーク(外周約5.3Km)があり、芝生や木々の緑の多さに気がつきます。ブラッドフォードから快適な長距離 バス(Coach)に乗って、5時間、往復僅か 11ポンド(12月現在、昨年3月は3ポンド)でロンドンに行けますが、その途中の風景を見れば、様子が分かると思います。

また、ブラッ ドフォード市内でも大学があるシティセンターから離れると雰囲気が違って来ます。電車でほんの10分も北に行くと(Shipley, Saltaire)、Leeds/Liverpool Canalという英国第2位の長さの運河があり、風景を眺めながらのウオーキングやランニングに適しています。

30分北に行けば、イルク レイ(Ilkley)という"Posh(オシャレ)"な街に到着し(往復 3.10ポンド)、英国の古き良き町並みを連想できます。周辺には長短様々な散策路(foot path)があり、荒野(moor)、奇岩、あるいは起伏ある広々とした緑緑した牧草地が見られます。

1時間北に近く行けば、ヨーク シャーデイルズ(Yorkshire Dales)という大阪府の面積に匹敵する国立自然公園の大自然を満喫できます。

その他、観光都市 ヨーク(片道1時間, 往復12.20ポンド)、隣町の商業都市リーズ(片道20分,往復3.20ポンド)、さらには湖水地方と、見所が沢山あって、飽きることが無いと思いま す。勉強の合間を縫って、是非行ってみてください。ヨーロッパ旅行も良いとは思いますが、英国内でも感動する場所が随所に有ります。5月から9月の天気は 良好で、過ごしやすいです。

ブラッドフォード市庁舎前広場。ダーウンの像が土で作られています(8月)
ブラッドフォード市庁舎前広場。ダーウンの像が土で作られ ています(8月)

ブラッドフォードの大学通り(9月)
ブラッド フォードの大学通り(9月)

これで、私の留学体験記は終了します。これまでに私の体験記を読んでくださった方々、また、編集/掲載に携わって戴いた beoのスタッフの方々に感謝致します。

★ブラッドフォード大学 日本語サイト
beo(ビー イーオー)大学院留学準備コースを修了してブラッドフォード大学で開発学(Development Studies)を学ばれた後、現在は経営学(MSc in Management)を学ばれている小澤一美さんの体験談です。
12月2日水曜日午前10:15から卒業式がありました。今回は昨年12月3日の開発学に続く2度目の卒業式です。日本の大学の卒業式とは異なって、英国 独特なガウンを着て、四角帽をかぶり、セレモニーに出席します。

1時間30分のセレモニーの後は、1階に降りてラウンジ(Atrium) で、クラスメート、家族、友人等と写真を撮ったり雑談したりと2時間近く過ごします。2時からは、School of Managementキャンパスに移動して、レセプションが開かれます(ちなみに、昨年の開発学の卒業式は16:15からでしたので、その2時間前に、メ インキャンパス Pembertonでレセプションが開かれました。学部毎に毎年時間帯が変わります)。

5月の Semester2終了以来、久々に再会するクラスメートの元気な顔を見ると、懐かしさとともに、ホッとした気分にもなりますし、みんなで1年間タフな コースを終えたという連帯感を感じます。みんなと別れた後は、清々しさを感じるとともに、これからも頑張ろう! という気持ちを新たにしました。

セレモニーの様子
セレモニーの様子

セレモニー後のラウンジの様子
セレモニー 後のラウンジの様子

クラスメートは、自国に帰って仕事に復帰したり、就職活動をしたり、ロンドンやブラッドフォード周辺で仕事していたり とまちまちでした。私は、9月13日にコースが終了した後、様々な選択肢を考えましたが、大学の英語の先生に相談し、大学の直ぐ隣にあ る"Bradford College"に短期入学して英会話クラスに通うとともに、1年目の開発学の教授のもとで出版用の論文を書いていました。従いまして、9月からの3ヶ月 間は、地元ランニングクラブの仲間とエンジョイするとともに、時間を有効に使うことが出来ました。

★ブラッドフォード大学 日本語サイト

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